n8nは、ノーコードで業務フローを自動化できる強力なツールです。
その中でも重要なのが「ノード」と呼ばれる機能パーツの選び方。
どのノードをどう組み合わせるかで、
フロー全体の効率や実現できることが大きく変わります。
この記事では、n8nで特によく使われる代表的なノードの機能と使い方を紹介し、
具体的な業務イメージも交えて解説していきます。
🔰 ノードの基本カテゴリと構造を理解しよう
n8nのノードは、大きく以下のようなカテゴリに分けられます。
- ✅ トリガー系ノード:フローを起動する(例:Webhook、Cron)
- 🧩 データ操作系ノード:取得・加工・分岐・保存などを行う
- 🌐 外部サービス連携系ノード:Slack、Gmail、Google Sheets など
カテゴリを意識することで、どのノードを選べばよいかの判断が早くなります。
⭐ よく使う代表ノード一覧(実務イメージ付き)
🔷 Webhook ノード
機能: 外部のフォームやシステムからデータを受け取る入口
使い方例: Webフォーム送信 → Webhook受信 → フロー開始
🔷 HTTP Request ノード
機能: 外部のAPIと通信する(取得/送信どちらも可能)
使い方例: ChatGPT APIを叩いて回答を受け取り、Gmailで自動返信
🔷 Set / Function ノード
機能:Set:項目名の変更や値の設定/Function:JavaScriptで自由な加工処理を実装
使い方例: 受信データに「日付」「カテゴリ」などの初期値を追加
🔷 IF / Switch ノード
機能: 条件分岐(IF=2択、Switch=複数分岐)
使い方例: 緊急対応ならSlack通知、通常はスプレッドシート保存
🔷 Google Sheets ノード
機能: 表形式でのデータ保存・検索・更新に便利
使い方例: 問い合わせ履歴を蓄積/受注台帳を管理
🔷 Slack / Gmail / LINE ノード
機能: 通知・連絡手段として多く使われるノード群
使い方例: タスク完了後に関係者へ自動通知
🛠️ フロー事例で理解を深める
✨ 事例1:お問い合わせ対応フロー
- Webhook:フォームからの送信を受信
- IF:対応区分が「緊急」か判定
- YES → Slack通知/NO → Google Sheetsに記録
✨ 事例2:Gmailの自動要約と保存
- Gmailノードでメール取得
- HTTP RequestでChatGPTに要約依頼
- Setでデータ整形 → Google Driveに保存
✅ まとめ
- ノードの特性を理解することで、フロー設計が大幅にスムーズに
- 「Webhook→処理→通知」が基本構造として汎用性が高い
- 実例を参考に、自社業務へ応用できるイメージを膨らませよう