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n8nでLINEの自動返信を構築する方法【Webhook × ChatGPT】

LINEからの問い合わせに対して、n8nとChatGPTを連携して自動返信を実現する方法を、ノーコードでもわかるように構築ステップ付きで解説します。

この記事について

LINEを使った問い合わせ対応を自動化したい中小企業の担当者・個人事業主向けの記事です。n8nとChatGPTを連携してLINEに自動返信する方法がわかり、次のようなメリットが得られます。

  • 🎯 問い合わせ対応の手間を削減
  • 💬 顧客対応のスピード・品質を向上
  • 🔁 ChatGPTによる自然な応答で満足度UP

🧩 使用ツールと準備するもの

このセクションでは、今回のフロー構築に必要なアカウントとAPIの発行元を紹介します。

使用ツール

n8n:ノーコードでワークフローを構築できる自動化ツール

LINE Messaging API:LINE BOTの作成・Webhook対応に必要(LINE Developers

ChatGPT(OpenAI API):問い合わせ文の要約・返信生成に使用(OpenAI Platform

事前に準備するもの

  1. n8nのアカウント(Cloudまたは自前運用)
  2. LINE Developersでのチャネル作成+長期アクセストークン発行
  3. OpenAI APIキー取得
  4. 外部に公開可能なWebhook URL(n8n Cloud もしくは VPS構築)

💡 n8nは、ノーコードで業務の自動化ができる強力なツールです。
 まずは小さく始めて、成果が見えたら本格導入も検討できます!

🔁 自動返信の全体フロー構成

このセクションでは、LINE → ChatGPT → LINE返信の処理全体像を紹介します。

🕰 Before(よくある課題)
LINEからの問い合わせが来たら、毎回手動で返信していた。

⚡️ After(自動化による変化)
問い合わせが来た瞬間にChatGPTで返信文を生成 → LINEに即返信

フロー構成イメージ
  1. Webhook(LINEからのリクエストを受信)
  2. ChatGPT(メッセージ内容を要約 or 応答文を生成)
  3. HTTP Request(LINE Messaging API経由で返信)

🛠️ 構築ステップ(n8nノード設定付き)

このセクションでは、n8n上で自動返信を構築する具体的な手順を解説します。

1、Webhookノードを作成
  • Method:POST
  • Path/line-reply
  • Webhook URLをLINE Developersに設定
  • 認証不要JSON受信に対応

💡 **Webhook URLの登録場所
LINE Developers → チャネル設定 → 「Messaging API」タブ → Webhook URLに貼り付け

💡 **Webhook URLの役割:
①Webhook登録:「LINE → n8n」へ送信する設定
②アクセストークン:「n8n → LINE」へ返信する設定
 ⚠️両方とも必要です(送信と返信)

2、ChatGPTノード(OpenAI)
  • Model:gpt-3.5-turbo
  • Prompt:〈例〉以下の問い合わせに丁寧に返信してください:「{{$json["events"][0]["message"]["text"]}}」
  • メッセージ内容を入力 → 返信文を生成

💡 $node[“ChatGPT”]… がエラーになる場合

• ノード名が “ChatGPT” と一致しているか確認
• または $json[“choices”][0][“message”][“content”] に書き換えて対応

3、HTTP Requestノード(LINE返信)
  • Method:POST
  • URLhttps://api.line.me/v2/bot/message/reply
  • Headers 設定(下記2つ)
    AuthorizationBearer <アクセストークン>
    → Content-Typeapplication/json
  • Body(JSON形式):下記
{
  "replyToken": "{{ $json[\"events\"][0][\"replyToken\"] }}",
  "messages": [
    {
      "type": "text",
      "text": "{{ $node[\"ChatGPT\"].json[\"choices\"][0][\"message\"][\"content\"] }}"
    }
  ]
}

⚠️ よくある注意点

すべての問い合わせに返信してしまうリスク
→ フィルター(キーワード・ユーザーIDなど)で制限しましょう

Webhookが動作しないとき
→ Webhook URL未登録/Webhookノードの「Activate」忘れ/LINE Developers側のチャネル設定漏れを確認

API制限・エラー
→ ChatGPTのレスポンスが長すぎるとLINEの文字数制限に引っかかる可能性があります

❓ FAQ|よくある質問

Q. LINEの問い合わせに自動で返信しても問題ない?

A. LINE Messaging APIの利用規約に沿って運用しましょう。
個人への営業や大量配信は禁止されているため、ユーザーとの自然なやり取りを目的とした返信であれば問題ありません。個別相談や予約確認など、実用的な範囲での自動応答は有効です。

Q. Webhookが動作しないのはなぜ?

A. 以下を確認してください:

  • LINE DevelopersのWebhook URLが空欄/未保存
  • n8nのWebhookノードが「Active」になっていない
  • HTTP Methodやパスが不一致(POSTで /line-reply など)

📌 まとめ|LINE対応を自動化して時短&信頼性UP

n8nとChatGPTを組み合わせれば、LINEからの問い合わせにも即時・柔軟・自然な返信が可能です。手作業での応答に比べて、大幅な工数削減・対応漏れ防止に繋がります。

14日間の無料トライアルで始められるn8nを活用し、まずは1件の問い合わせ対応から自動化してみましょう。

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