AIで自動化って便利そうだけど、プログラミングはちょっと…」
そんな方にこそ知ってほしいのが、n8n(エヌエイトエヌ)です。
n8nは、難しいコードなしでもAI・Gmail・Googleスプレッドシート・LINEなどと連携できる「自動化ツール」。
この記事では、
- n8nとは何か?
- どんなことができるのか?
- 他の自動化ツールとの違い
など、初心者向けにやさしく解説していきます。
n8nとは?特徴とできること
n8n(エヌエイトエヌ)は、ノーコードでさまざまなサービスを連携させて「業務を自動化」できるツールです。
主な特徴は以下のとおりです:
- ブロックのように操作できる「ワークフロービルダー」
- ChatGPTやLINE、Slack、Gmailなど数百のサービスと連携
- 条件分岐・繰り返し・API連携など高度な処理も可能
- オープンソースで無料でも使える(自前サーバーOK)
たとえばこんなことができます:
- LINEから受け取った質問をChatGPTに投げて、自動返信
- Gmailで受け取ったメールをスプレッドシートに記録
- X(旧Twitter)で特定ワードを含む投稿があったらSlackに通知
これらがすべてノーコードで実現できます。
n8nのメリット・デメリット
メリット
- ノーコードなのに柔軟性が高い(条件分岐・ループも可能)
- OpenAI(ChatGPT)などのAPI連携も簡単
- 日本語非対応でも、直感操作ができるUI
- 自前サーバーで完全無料運用もOK
デメリット
- 最初の設定や構成に少し慣れが必要
- ZapierやMakeと比べて、UIがやや開発者寄り
- 情報が日本語で少ない
慣れてしまえば、自分だけのAIエージェントや業務自動化ツールが自由に作れるのが最大の魅力です。
n8nでできる自動化の基礎(初心者向け)
ここでは、プログラミングなしで実現できる「自動化の基本構造」を、初心者にもわかりやすく説明します。
n8nで自動化する基本の流れは以下の3ステップです:
- 「トリガー」を設定する
例:LINEでメッセージが届いた、Gmailにメールが届いた など - 「アクション」を決める
例:ChatGPTに質問を投げる、スプレッドシートに記録する など - 条件や分岐を入れて「ルール化」する
例:特定のキーワードを含んでいたら返信、それ以外は記録のみ など
🔄 たとえばこんな使い方ができます:
- 日々の作業の置き換え
→ スプレッドシートに毎日入力していた情報を自動取得&記録 - AI×チャット連携
→ LINEに届いた質問をChatGPTに送って自動返信 - 通知の最適化
→ Gmailに特定の件名が届いたらSlackへ即時通知
n8nはすべてビジュアルブロックの接続だけで構成できるので、最初に1つ作ってみると理解が一気に深まります。
n8nの使い方(ざっくり導入ステップ)
ここでは、実際にn8nを使い始める方法をかんたんに紹介します。
🔧 ステップ1:n8nを動かす環境を選ぶ
- ① n8n Cloud(公式クラウド)で使う(簡単、無料枠あり)
- ② 自前サーバーにインストールする(完全無料で自由)
💡 迷ったら「n8n Cloud」から始めるのがおすすめ!サーバー構築の手間なく、登録だけですぐに使い始められます。
🔧 ステップ2:アカウントを作成してログイン
公式サイト:https://n8n.io
🔧 ステップ3:ノード(パーツ)を組み合わせてフローを作る
- LINEやSlack、Gmailなどを「トリガー」に設定
- ChatGPTなどを「アクション」に設定
- 条件分岐やループで「ルール処理」
💡 GUI操作だけで構成できるので、エンジニアでなくても問題なく使えます!
まとめ
n8nは、ノーコードで本格的な自動化やAI連携ができる万能な自動化ツールです。
特に、
- ChatGPTとの連携
- スプレッドシートやLINEとの自動連携
- 直感的なワークフロー構築
が強力で、初心者からでもすぐに活用がはじめられます。