n8n基礎

n8n導入にかかる費用感を徹底比較|Cloudプランと自前運用どっちが得?

「n8nって便利そうだけど、実際いくらかかるの?」

そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では
n8n導入時のリアルな費用感と、それぞれの導入方法の違いを解説します。

  • Cloud(公式提供)の料金プランとコスパ
  • 自前運用の初期コスト・ランニングコスト
  • 中小企業や個人にとって最適な選択肢はどちらか?

という視点から、n8n導入の「お金と選び方」を徹底比較していきます。

n8nには2つの導入方法がある(Cloud / 自前)

n8nは「ノーコード自動化ツール」として柔軟性の高い設計が魅力ですが、導入方法によってかかる費用が大きく異なります。

主に以下の2つの方法から選べます:

✅ n8n Cloud(公式提供)

  • 開発元が提供するクラウド型サービス
  • 登録してすぐに使い始められる(無料枠あり)
  • 初心者でも環境構築なしでOK

✅ 自前運用(セルフホスト)

  • 自分のPCやサーバー上でn8nを構築
  • すべての機能を無料で使用可能
  • Node.js / Dockerなど基本的なセットアップが必要

本記事では、それぞれにかかる「初期コスト」「ランニングコスト」「技術ハードル」を比較していきます。

Cloudプランの料金体系と実際のコスト

n8n Cloudは公式が提供する有料サービスで、すぐにフローを構築できる手軽さが魅力です。

🔹 プラン概要(2025年5月時点)

プラン名月額(USD)実行数ストレージ利用対象
Free$0200回/月1 Workflowお試し向け
Basic$205,000回/月20 Workflow個人・副業向け
Pro$50〜$10020,000回〜高度な機能ビジネス用

💡注意点

  • 実行数は「フロー1ステップごと」にカウントされる
  • 外部APIとの連携で上限に達しやすいケースも

✅ 実質コストの目安

ユースケース想定月額コスト備考
個人の副業自動化$0〜$20無料枠で足りる or Basic
小規模事業者の自動化$20〜$50フロー数・実行数により変動

💡「無料でn8nを使いたい」場合は、自前運用も検討の価値ありです。

ただしサーバー構築の知識や管理の手間も必要になるため、用途に応じて選びましょう。

自前運用の費用と必要な準備

n8nを自分でホスティングすれば、n8n本体の費用は完全無料
ただしサーバーや構築環境にコストがかかるケースもあります。

🔧 必要なもの一覧

  • PC(もしくはVPS/クラウドサーバー)
  • Node.js or Docker
  • 基本的なコマンド操作スキル(黒い画面)

💰 費用感の目安

項目コスト補足
自宅PC0円(既存環境)電気代・ネット回線含む
ConoHa VPSなど月額500〜1,000円スペック次第で変動
ドメイン・SSL証明書年間1,000円〜任意(Cloudflare無料も可)

コストを抑えたい方や、技術的な挑戦に前向きな方には「自前運用」も十分アリです。

初心者・中小企業にとってベストな選択肢は?

条件おすすめ導入方法
すぐに使いたい / 環境構築が不安n8n Cloud
毎月のコストを抑えたい自前運用
API実行数が多い / 高頻度運用自前運用
自社サーバーでの運用が必須自前運用

ケース別|こんな人にはCloud / 自前どっち?

👤 副業フリーランス(初心者)

Cloud Basicプラン(月額$20)
→ 構築知識ゼロでもOK。メール通知やGoogle連携もすぐ使える。

🏢 小規模事業者(IT人材なし)

Cloud Pro or 自前(ConoHa VPSなど)
→ 実行数が増えるとCloudは割高。自前ならコスト抑制が可能。

💡 技術に強いエンジニア or 担当者がいる場合

自前運用が圧倒的におすすめ。拡張・API制限フリー・無料。

まとめ|費用だけでなく運用スタイルで選ぼう

✅ 要点まとめ

  • n8n Cloudは手軽で簡単、月額$0〜$50が主な範囲
  • 自前運用は初期知識は必要だが、ほぼ無料で運用可能
  • 長期的に見ると、実行数や応用度によってコスト差が出る

💡補足:Zapierという選択肢も

「操作性や使いやすさを最重視したい」「設定なしで始めたい」
という方には、Zapierも選択肢に入ります。

  • 完全クラウド型で登録後すぐ使える
  • 多数のテンプレートあり
  • 初心者でも安心のステップ構成

Zapierの料金や機能比較についても、別記事で詳しく紹介しています👇

🔗 Zapierとn8nの違いを徹底比較

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