Slackでの情報共有が属人化していて、タスクの抜け漏れが多い…そんな小規模事業者やチームリーダーに向けた記事です。
この記事を読むと、n8nを使ってSlackに通知を自動で送る方法がわかり、以下のような改善が期待できます。
タスク完了やフォーム入力など、n8nを使ってSlackに自動通知するワークフローの構築方法を、ノーコードで再現できる形で解説します。
- ✅ 担当者への連絡漏れを防止
- ✅ 業務の進捗状況をチームで即時共有
- ✅ 人力での連絡コストを削減
🧩 使用ツールと前提条件
使用ツール
- n8n:ノーコード自動化プラットフォーム
- Slack:チャットツール(Webhook URLの取得が必要)
事前に必要なもの
- Slackのワークスペース(管理者権限推奨)
- SlackのIncoming Webhook URL(通知用)
- n8nの環境(Cloud or 自前運用)
💡 n8nは、ノーコードで業務の自動化ができる強力なツールです。
まずは小さく始めて、成果が見えたら本格導入も検討できます!
注意:n8nクラウド(n8n.io公式提供)の無料利用について
本記事執筆時点(2025年6月)、n8nクラウドは14日間のフリートライアル後、有料契約(20ユーロ/月)が必要です。
過去に存在した「無料200実行/月」プランは現在提供されておらず、完全無料で使いたい場合は自前VPSなどでのオープンソース版運用が必要です。
🔁 フローの全体像(ビフォーアフター)
ユースケース
- Googleフォーム入力 → Slack通知
- Webhook受信(外部ツールから)→ Slack通知
- タスク完了(ステータス更新)→ Slack通知
Before
- タスク完了のたびに手動でSlackに連絡していた
- 抜け漏れや連絡忘れが発生
After
- タスク完了やフォーム入力などをトリガーに、Slackに自動通知
🛠️ n8nでSlack通知を送る構築ステップ
① Triggerノードを設定(例:Webhook or Schedule)
- Webhookノード:外部ツールからのデータ受信をトリガーに
- Scheduleノード:定期的なSlack通知に
⚠️ Triggerに応じてWebhookのURLを外部サービスに登録してください。
② Slackノードを設定(Incoming Webhook)
Slackノードを使う方法と、HTTP RequestノードでWebhook URLを直接使う方法があります。ここでは後者を使用します。
ノード名:HTTP Request
- Method:POST
- URL:SlackのIncoming Webhook URL
- Headers:Content-Type: application/json
- Body(JSON形式):
{
"text": "新しいフォームの回答が届きました!\n回答者:{{$json["name"]}}\n内容:{{$json["message"]}}"
}
💡 メッセージはn8nで受信したデータに応じて動的に生成可能です。
⚠️ 構築時の注意点・よくあるミス
課題 | 対策 |
---|---|
Webhookが動作しない | Webhookノードがアクティブか確認+URL再発行 |
Slackに通知が届かない | Webhook URLが正しいか、Bot権限があるか確認 |
メッセージの中身が崩れる | JSONの構文ミスに注意(改行や”のエスケープ) |
💡 プラス1活用:スプレッドシート記録+Slack通知
Slack通知と同時に、Google Sheetsに記録を残すことでログの保存や分析も可能になります。
構成例:
- Trigger(Webhook)
- Action①:Google Sheets → Create Row
- Action②:HTTP Request → Slack通知
❓ FAQ|よくある質問
Q. Zapierとの違いは?
A. Zapierは直感的で簡単ですが、複雑な条件分岐やデータ加工にはn8nの方が適しています。Slack通知に複数条件や処理がある場合はn8nが便利です。
Q. 無料で使えますか?
A. 本記事執筆時点(2025年6月)、n8nクラウドは14日間のフリートライアル後、有料契約が必要です。
過去に存在した「無料200実行/月」プランは現在提供されておらず、完全無料で使いたい場合は自前VPSなどでのオープンソース版運用が必要です。
📌 まとめ|Slack通知を自動化して連絡ミスをゼロに
n8nでSlack通知を自動化すれば、社内連携がスピーディかつミスなく行えます。
手作業による送信の手間も省け、業務の効率化に直結します。
まずはWebhookや簡単なトリガーを使って、1Zap感覚で始めてみましょう。
🚀 今すぐSlack通知を自動化してみよう


