「n8nで自動化が動かない…」と感じる初心者に向けて、よく使う主要ノードと便利ノードの役割・構成例・よくあるつまずきポイントを解説。
- 初心者がまず覚えるべき主要ノード5選
- 条件分岐・ループ処理をどう設計するか
- CRMや経費精算とのAPI連携活用例
- よくあるミスとその対策(FAQつき)
「どのノードを使えばいいか分からない…」「エラーの原因がつかめない…」
そんな悩みを持つn8nユーザーの方へ。この記事では、基本ノードの使い方とCRM・経費処理にも使える構成例を紹介します。
🧱 まず覚えたい!n8nの基本ノードと構成パターン
ノードとは、n8nの自動化フローにおける「処理の部品」。
各ノードの役割を理解することで、ワークフローの完成度が格段に上がります。
🔹 Startノード
役割:フローの起点。手動実行やテスト用
構成例:Start → Set(初期化)→ Slack通知
🔹 HTTP Requestノード(CRM/API連携向け)
役割:外部APIと通信(ZapierでのWebhook送信に近い)
活用例:フォームから取得したリード情報をCRMに登録/ChatGPTやfreeeと通信
構成例:Webhook → Set(整形)→ HTTP Request(HubSpot CRM)
注釈:POST/GETなどのHTTPメソッドや認証情報の設定が必要です。
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🔹 Setノード(データ加工・整形に必須)
役割:出力データの項目追加・削除・初期化に使用
構成例:Webhook受信 → Set(固定値付与)→ Google Sheets登録
活用例:「部署名」がなければ“未記入”を追加
APIエラー対策として「空値」を先に指定
経費明細の「支払元」や「分類」フィールドを事前に追加
🔹 IFノード(条件分岐)
役割:Yes/Noにより後続処理を分岐
構成例:IF(支払額が3万円以上)→ Slack通知/スキップ
補足:equals, contains, >, < など比較演算が使えます。
🔹 Functionノード(自由なデータ変換)
役割:JavaScriptでデータ整形/ロジック追加
構成例:HTTPレスポンスを整形 → スプレッド登録
注意点:return items;
は必須
console.log()
はUIに表示されない
🔧 応用の幅を広げる「便利ノード」
🟢 Schedule Trigger
活用例:毎週金曜に経費データを集計 → 会計ツールに送信
構成例:Schedule → HTTP(freee API)→ Slack通知

🟢 Mergeノード
活用例:スプレッドの顧客リスト+CRMデータを結合 → 重複チェック
構成例:HTTP(HubSpot)→ Google Sheets → Merge → Slack通知
🟢 SplitInBatches
活用例:レシート100件を1件ずつ経費登録
構成例:Google Sheets → Split → HTTP(freee)→ Wait
🟢 Waitノード
活用例:レート制限対策/確認作業のインターバル確保
構成例:Slack通知 → Wait(60秒)→ 処理継続
🟢 Error Triggerノード
活用例:freeeやHubSpotのAPIエラーをSlackに通知
構成例:Error TriggerノードでAPIエラーを検知 → Setノードでメッセージを整形 → Slackノードで特定チャンネルに即時通知。
🏢 CRM・経費精算での具体ユースケース
✅ CRM連携例(営業向け)
新規リードの問い合わせ → HubSpotへ登録(Webhook → Set → HTTP)
商談完了時 → Slack通知&Googleカレンダー連携

✅ 経費精算自動化例(管理部門向け)
スプレッドから経費データ取得 → freeeへ送信(HTTP API)
月末の経費レポートをGPTで要約 → Notionに保存
🙋♀️ よくある質問(FAQ)
Q. なぜノード構成がうまくいかないの?
→ SetやIFの設計ミスが原因なことが多いです。構成をシンプルに分けるのがコツ。
Q. エラーの詳細はどこで見る?
→ 実行履歴の「出力データ」「出力エラー」タブで確認できます。
✅ まとめ:ノードの理解が「自動化の質」を決める
- Start/Set/IF/HTTP Requestだけでも多くの業務が自動化可能
- CRM連携・経費精算ツールとの統合にも応用できる
- 使う順番・構成の意図が重要。まずは「構成例」を真似るのが近道!
📣 n8nの構成に慣れてきたら、業務レベルの連携に挑戦しよう



