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📥【2025年版】freee API × n8nで経費処理を自動化する方法|手入力ゼロへ!

「経費申請や会計処理が属人化して、月末はメール・チャットが乱立する…」

そんな悩みを抱えている方へ。n8nとfreeeの公式APIを組み合わせて、初心者向け自動化フローを紹介します。

🧰 使用ツールと事前準備

使用ツール

  • n8n:クラウド版または自前構築
  • freee API:経費・会計処理用公式API
  • Google Sheets/Slack(オプション:承認・通知・記録用途)

事前準備

  • n8nアカウント準備(Cloud版:14日無料トライアルあり)
  • freee開発者コンソールでアプリ登録 → OAuth2認証情報 (Client ID/Secret) を取得
  • freee側のプラン確認:API利用可能範囲をチェック

freeeの一部「申請ワークフロー系API」は、
法人プラン以上が必要となる場合があります。

🔄 自動化フロー概要(Before/After)

Before」

  • 経費申請内容をExcel転記
  • 承認状況はメール・チャット依存
  • 月末確認作業に時間がかかる

After」

  • GoogleフォームやSlack申請 → 専用Triggerノードで即受信
  • n8nがfreee APIで仮登録
  • Slackで承認通知 → 承認されたらfreee上で自動確定
  • 処理内容はGoogle Sheetsに自動記録

⚙ 構築ステップ(専用ノード活用構成)

ステップ①:申請データの受信

  • トリガーノード例:Google Forms Trigger・Slack Trigger
  • 取得フィールド例:日付/金額/支払先/勘定科目/備考
  • これらがn8n上でJSON形式データに変換されます

ステップ②:freee APIに仮登録

  • ノード種別:HTTP Request(POST)
  • エンドポイント例:https://api.freee.co.jp/api/1/deals
{
  "company_id": 12345,
  "issue_date": "{{ $json.date }}",
  "amount": "{{ $json.amount }}",
  "account_item_id": "{{ $json.account_item_id }}",
  "partner_id": "{{ $json.partner_id }}",
  "description": "{{ $json.description }}",
  "status": "draft"
}
  • 注意:勘定科目・支払先などは freee 側のマスタID指定が必要

ステップ③:Slackで承認通知を送信

  • Slackノードで承認者に通知+「承認」「差戻し」ボタン設置
  • Slack Trigger でボタン応答を受信
  • IFノードで「Yes/No」を判定

ステップ④:確定登録 or 差戻し処理

  • 承認された場合:HTTP Requestノードで PUT /api/1/deals/{deal_id} → “status”:”approved” に更新
  • 差戻しの場合:Google Sheetsノードで再処理ステータス記録+Slack通知で申請者へリマインド

🛡 運用ポイントと注意事項

  1. OAuth2認証の設定
    • n8nのHTTP RequestノードでOAuth2を選択し、
      freeeのクレデンシャルを設定。トークンの自動更新を有効にしておく。
  2. マスタデータの準備
    • freeeで「勘定科目」「支払先」「部門」等の
      マスタ登録が済んでいないとAPI登録時にエラーになります。
  3. エラー検知/ログ記録
    • Error Triggerノードを設定し、APIエラーや承認フロー停止時にSlack通知。
      処理ログをGoogle SheetsやNotionに保存しておくと運用後のトラブル追跡が容易です。

❓ よくある質問(FAQ)

Q1:freeeの無料プランでもAPIは使えますか?

→ 基本的なAPIは無料プランで利用可能ですが、
「申請ワークフローAPI」など一部機能は法人プランが必要です。

Q2:n8nは無料で使えますか?

→ n8n Cloudは14日間の無料トライアルあり。トライアル後は有料プラン(Starter 月€20〜)が必要です。自前構築で完全無料化も可能ですが、運用管理が必要です。

Q3:ノーコードでも構築できますか?

→ はい。n8nはGUIベースで構築可能です。HTTP Requestノード/OAuth設定など少し学びが必要ですが、プログラミング不要で構築できます。

📝 まとめ|経費処理を「自動で回る仕組み」へ

freee APIとn8nを組み合わせれば、経費申請から会計登録までの一連が自動化され、月末の手入力・転記・確認作業から解放されます。

まずは「Googleフォーム入力 → 仮登録 → Slack承認」という小さな流れから始めて、自社に合った「確定登録」「差戻し」「ログ監査」等を順に拡張していきましょう。

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