ノーコード自動化ツール「n8n」とChatGPTの組み合わせは人気ですが、実は他にも連携できるAIサービスは多数存在します。
- 「ChatGPTは高すぎる」
- 「自社内で閉じた環境で動かしたい」
- 「タスク別にAIを使い分けたい」
そんなニーズに応えるために、この記事ではChatGPT以外で使えるAIモデルとn8nとの連携方法をまとめて紹介します。
✅ 利用できる主要なAIツールと特徴まとめ
AIモデル | 特徴 | 提供元 | API対応状況 |
---|---|---|---|
Claude 3 | 長文処理・安全性に強い | Anthropic | ✅ API公開中(OpenAI類似) |
Gemini 1.5 | Google検索・Gmail連携に強み | ✅ PaLM API経由で利用可 | |
Llama 3 | Meta製・オープンモデル | Meta | 🔺 自前環境 or 専用API経由 |
Mistral / Groq | 超高速・軽量・推論高速 | Groq等 | ✅ Python API/REST APIあり |
Cohere | 意図理解に強い文脈処理特化 | Cohere.ai | ✅ NLPタスクに向く |
✅ n8nでのAI連携の基本構造
基本的には 「HTTP Request」ノードでAPIを呼び出す ことで、どのAIとも連携できます。
Webhook or Trigger
→ HTTP Request(AI APIに問い合わせ)
→ Set(データ加工)
→ 通知 or 保存(Slack / Gmail / Google Sheets etc.)
よく使う設定項目
- APIキー(各AIの発行ページで取得)
- POST送信のBody(JSON形式でprompt指定)
- 応答の受け取り → 必要な部分を抽出(FunctionノードやSetノード)
✅ 具体的な活用シーンの例
🧠 Claude × Googleフォーム要約
- Googleフォームの自由回答欄を収集
- Claude APIで「要点3つに要約」させる
- スプレッドシートに転記+Slack通知
🔍 Gemini × Gmail・検索連携
- 特定キーワードのメールをトリガーに
- Geminiで「この内容の重要度+次のアクション」を提案
- Googleカレンダーに自動登録
🧪 Llama × 社内用Q&Aボット
- 社内ドキュメントをファインチューニング
- 自前環境にn8n+Llama API+DB接続
- 質問内容からFAQを自動抽出・返信
✅ 連携する際の注意点
- 無料プランには制限あり(文字数・回数・応答速度)
- エラー処理(API失敗時のRetry設定をn8nで設計しておく)
- プロンプト内容が重要(明確な出力指示がないと精度が落ちる)
✅ まとめ:AIは使い分けが鍵になる時代へ
ChatGPTだけでなく、用途に応じたAIの選定がこれからの自動化の質を左右します。
n8nなら、どんなAIもノーコードで組み込める柔軟性が強み。
今後は、AI×業務の自動化が「業務改善の当たり前」になる時代。
まずは1つ、別AIとの連携を試してみてください。